第1週
2017年8月9日
『社長が3か月不在でも、仕組みで稼ぐ、10億円ビジネスのつくり方』
矢田祐二著 セルパ出版
「事業家としての覚悟」
本書からの一番の気づきは、年商●億円の延長に年商10億円、20億円はないという事。本書が示す3つの変革、年商10億円を売る事業モデルへの変革、年商10億円をこなす分業への変革、年商10億円、20億円に育つ成長組織への変革は、とても納得感があり、特に事業モデルは耳が痛い話でした。社長の業務を一人のできる社員に移管しただけでは、実はあまり変わりがない。実際咲心舎において、モデルが作られてないまま、英克に移管して、なりゆきで拡大しようとしていた節があります。
事業モデルの変革のポイントは二つ、今の強み・弱みではなく、ニュートラルな視点で、より商品・よい顧客を描きなおすこと。自社で売るちからをもつこと。その二つを考えながら、社長抜きで回る仕組み作りを社長がすることと解釈をしています。要は、社員が活躍する仕組み作りに徹するのです。
ただ、この仕組みづくりについて、一番の問題は、私自身がそこに注力する意志と情熱が持てるかどうかです。道筋としては非常に納得しているのですが、実はこれを読んでも湧き上がるものがありませんでした。
「子供達の成熟社会で生き抜く力をつける」という使命のもと、「公立小中30000校にライフスキル教育を」というビジョン実現に確かな道であるならば、10億円の仕組みづくりは、私にとって情熱の道となります。同時にそれは「事業家として」の覚悟を持つことを意味します。
あと4ヶ月以内に自分は何屋かを決めます。その決断に際してとても有意義な情報を本書から得たと考えています。