宗興の本棚

第11週『伝え方が9割』

第11週
2017/10/13
『伝え方が9割』
佐々木圭一著 ダイヤモンド社

この売れない時代に100万部を超える超ベストセラーの本。コーチのえりさんが、佐々木さんの講演を聞いたという話も契機となり手にとりました。感じたことを3つ程、記載します。

1.最近売れる本の条件
結論で言えば、「憧れられるもの」×「実行しやすいもの」だと思います。所謂ビジネス書的なものの類で最近100万部を超えた本があります。『誰でもべたーっと4週間で開脚』という本で、『伝え方が9割』との共通項を探った結果、この掛け算が出てきました。「開脚」は多くの人の憧れです。「わかりやすく伝える」ことも憧れている人が多いのではないでしょうか。また、「実行しやすい」についても、両書とも文字が大きく
見やすく、分かりやすい構成です。

2.社外の賞が大きなインパクトとなる
米国の広告賞One Show Designで日本人初、ゴールド賞を獲得。カンヌ国際クリエイティブアワードでシルバー賞他計3つ獲得。AIMアワードグランプリ獲得と聞くとどう思うでしょうか。私は凄いなとなりました。これらは著者佐々木さんの実績です。私自身はリンク時代社内の賞を何度もとったのですが、やはりこういった外の賞をとることは、実績として大きなインパクトを及ぼすと感じます。ライフスキル教育も何か社外の賞を取れるとより波及しやすいと思いました。

3.強い言葉の作り方
本書は「ノーをイエスに変える方法」と「強いコトバを創り出す方法」の2つの構成です。特に「強いコトバ」の5つの方法は、本当に簡単にできるものが多く、チラシ等にすぐに活用できると感じました。例えば、ギャップ法。伝えたい事と反対の事を入れて表現します。「あなたが好き」ではインパクトが弱く、ギャップ法を用いると、「嫌いになりたいけど、あなたが好き」の方が強いコトバになります。「私は味方です」より「誰もが敵になっても、私は味方です」の方が強くなります。「事件は会議室で起きているんじゃない」も、「事件は現場で起きているんだ。会議室で起きているじゃない」の方が強いコトバになります。浩子、次宜しくお願いします。<笑>

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