第15週
2017/11/11
『心を高める、経営を伸ばす』
稲盛和夫 PHP社
坂上さんの薦めで本書を6月から毎日見開き1P音読し、今週一旦読了しました。全部で106個の項目があり所謂経営哲学書となります。その中で特に自分の心が強く呼応した項目を二つ列挙します。
一つ目は、「未来を開く」です。「明治維新のような大きな変動がある時代には、若い力の台頭が必要」と稲盛さんは仰っています。そのような未来を開く若者は、職場改善の意気に燃え、よく勉強をし、透明なまでに素直、加えて自己犠牲の精神があり、また何より体を張り命を捨てるぐらいの強烈な意志がある、とのこと。世を動かすのが50代以降の方々であれば、私はまだ若者です。日本の教育改革のために私には自己犠牲の精神と岩をも溶かす情熱が必要であり、全ては自分次第だと意を新たにしました。
二つ目は、「自らによりどころを求める」です。「何か新しい企てを進める場合、どんな苦難のも妥協せず、自分の正しい道を真っ直ぐ歩むことが大切である。」そしてその事をある種の「無頼性」と稲盛さんは表現されています。自分をよりどころすれば、世間の常識や事例などの拘束から離れ、信念を追求することができます。その姿勢があってはじめて創造性が生まれる。これがまさに私が体得したい姿勢です。塾でも企業研修でもNPOでもこの姿勢を形成してきたから様々な着想を得て、ここまで来れたのだと思います。
この素晴らしい106個の中から幾つか私自身の経営計画書の項目にしていきます。
(600字)