宗興の本棚

第21週『人生を楽しむ人が勝利者になる』

第21週
2017/12/24
『人生を楽しむ人が勝利者になる』
武宮正樹 著

囲碁界のプロ棋士、武宮氏の著書。現在66歳の武宮氏は「宇宙流」と言われる独特なスタイルを確立し、名人・本因坊のタイトルをとる1流の棋士です。12月自分の懊悩が極致に達した時に、「楽しんでいる1流」という感覚に導かれるように手を取った本です。

結論としては、前半の囲碁に関わる所は読みごたえがあったのですが、後半の世の一般論的なものになると、途端に魅力が失われ、読む気が失せてきました。ただ、その中でも強く感じる部分がありました。それは、『感じるままに生きていると道は拓けていくのです』という言葉です。プロは何手先も読んでいる訳ではなく、感じて浮かんだ手が間違っていないのかどうかを確認しているとのこと。読んでいたら遅く、「読むのは音速、感じるのは光速」という事でした。そして皆多かれ少なかれ感じているはずなのに、それを素直に言動として出す事ができない人が多く、勇気をもって実行した方が良いと著者は言っています。

自分に置き換えれば、「子供達へのライフスキル教育に時間を使いたい」という気持ちを閉ざすことなく解放し、実行していくことです。金曜日に伝えた通り、英克、浩子に実務・業績を任せていき、ライフスキルの洗練化に注力することです。

最近「感覚的に〇〇」という言葉をあえて封印してきましたが、もっと多用しようと思います。まず感じてみる。それが自分が生き生きとするために大切と思います。
(589字)

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