宗興の本棚

第46週『チームビルディングの技術』

第46週
2018/6/16
『チームビルディングの技術』
関島 康雄著 日本経団連出版

ブルームウィル自体が真の強いチームになるにはどうすれば良いのか。研修の管理職が自部署をまとめるにはどうしたら良いか。咲心舎のクラスがチームになるにはどうすれば良いか。これらの方策を探るべく手に取った本です。

そもそもチームとは何か。辞書では、『ある目的のために協力して行動するグループ』とあります。ではなぜチームが必要なのか。それは『一人ではつくれない変化をつくれる』からです。直面している問題が複雑で難易度が高い程、一人ではつくれない変化が必要となります。私達の目的である学力とライフスキルの劇的成長は、一人の子でも難易度が高いです。それが多数となると更に難しくなります。また直近の目標である50名体制・黒字化も難易度が高いです。私一人では難しいし、英克、浩子一人でも難しいでしょう。だからチームである必要があります。

チームとして機能する上で、一番大切なことは、目的・目標への共感です。『「チームは連帯して結果に責任をもつべし」というのは、義務感や道徳観からきたものではなく、共感から生まれたものでなければならない。』と筆者は言っています。今のブルームミーツのフィロソフィの解釈はとても大切な行為だと思います。また今後採用する上でも目的・目標への共感はチームメンバーの必要条件としてとことん応募者と語り合い追求していこうと思います。

また『お互い触発し合う関係が生まれなければ、個々人の力以上に成果を出す事はできない。』であり、そのためにも、多様性と「どうして」「だから」「それなら」の対話が必要と筆者は言っています。この辺りも学力とライフスキルの劇的成長のために、今後私達自身が社内で追求していく課題と感じます。
(706字)