週の風景

002 卒業生が道を拓く

咲心舎を卒業した塾生が、その後どうなったかを私はとても気にします。

というのも、彼ら、彼女達が30歳になったときに、
自ら目標や目的をつくり、前に進めていることが私の活動のゴールだからです。

そもそも自分で目的、目標をつくる力=ライフスキルこそ、
これからの日本で必要な力だと考え咲心舎を開塾しました。

在塾中にライフスキルが身についているのか、
また卒業後、身につけたライフスキルを発揮できているのかは、
卒業生の動向をリサーチしてはじめて、答え合わせができます。

この3月、2016年の卒業生からとても嬉しい連絡をもらいました。
彼は現役で関西大学法学部、中央大学国際経済学部に合格しました。
先週、卒業生通信用にメッセージを書いてもらったのでここでも共有します。

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 私は、サッカーをするために高校に通っていたので、勉強は全くしていませんでた。
そのため、高1の定期テストなどは、クラス順位でビリを争う事が当たり前となっていました。
 しかし、高2の3学期で監督と上手くいかなくなってしまい、部活をやめたことをきっかけとして、河合塾に通う事にしました。
そこで切り替えがしっかりでき、勉強で大成するんだという強い思いが持てました。私立高校に通っていましたが、塾に入った後も、学校の勉強はせず、授業中は自主学習として自分のやりたい事をずっとやっていました。
学校のおかげで受かったのではなく、塾のおかげで受かったと言っても過言ではありません。

 私は、咲心舎では、主にメンタル面を成長させてもらいました。
夏休みの時などは監獄かと思うくらい拘束されていたと思います。
そうやって、きつい事を中学時代のうちに経験したので、周りはきついと言っていた大学受験が、私にとってはそこまで過酷なものとは思わなくなっていました。
中学生の当時は、こんなにやって、本当に伸びてるかわかりませんでしたが、受験勉強を始める際に土台となる基礎がしっかりできていたため、周りより一歩リードして進める事ができました。
咲心舎に通塾していた時、たぶんクラスメイトの中で1番頭が悪かったと記憶しています。
自分がみんなよりも劣っていると感じても、勉強する事をやめなければ、必ず結果はついてきます。
咲心舎があったから、今の私がいると言ってもいいほど、お世話になりました。

 正直、学歴フィルターというものは避けては通れない道だと思っています。
しかし「自分は将来こうなりたいんだ」という目標を作り、勉強のモチベーションを上げられると思います。
私は、検察官又は弁護士になりたいという目標があったので、それを目指して頑張ることができました。
これを読んでくれている皆さんに部活を辞めろとまではいいませんが、勉強を疎かにしてしまい、両立できていないならば、勉強に対しての考え方を、今一度見つめ直した方が良いと伝えたいです。
将来は、大学でほとんどは決まってしまうと思います。
一瞬の楽しみではなく、長い目で見たら、絶対に良い大学に入り、良い就職をする方が賢明だと、私は思います。
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中学時代、どちらかというと勉強は好きでななく5科350点程だった彼が、現役で難関大に合格したと聞き、最初は正直驚きました(申し訳ないです)。
GMARCHクラスは彼の当時の学力だと、通常浪人しても高いハードルです。

そのような中、自分で目的・目標をつくり、一念発起して高い壁を越えた彼を通して、ライフスキルが身についていたことと、発揮してくれたことを知り、本当に嬉しかったです。

彼に負けないよう、私も更に研鑽します!!

今週は、先週に続き塾は春期講習真っただ中。高橋、深松が連日奮闘する予定です。
私は主に来週の研修WEEKに向けたプログラムづくり、清瀬VSの新教材づくりで制作にまい進します。

【お知らせ】
1.雄勝育ての住人の牡蠣
立花貴さんが東北復興支援で手がける雄勝「育ての住人」から、今年も牡蠣出荷のお知らせがきました。
牡蠣が大好きな私と妻で、ペロッと14個(子供は2個)平らげてしまいました。
大きく、磯の香りがすごくて、美味しかったです。
復興支援もかねて、牡蠣好きな方は是非!
http://ogatsusodateno.shop-pro.jp/