週の風景

021「うんうん」と

先週は企業研修とNPOと二本立てという感じでしょうか。

まず企業の方は、マネジメント層のトレーニングが一巡した企業様において、次の層を対象とした次世代リーダー研修がスタートしました。マネジメント層が完了してそれで終了ではなく、このように次の層も依頼頂けるのは本当にありがたいことです。この企業様で2社目になります。共通の言語、考え方、スキル&マインドセットが共有され、組織全体の進化が加速していきます。

そして35歳付近の参加者にとって自己変革の最後のチャンス、とは限りませんが、やはり年齢を重ねると変化が難しくなるのは確かです。重大な役割に身が引き締まると共に、大変光栄なことであり、やりがいも感じます。熱くがっぷりよつで向き合っていきます。

NPOについては、清瀬VS(ビジョンセッション)の制作が本格化しています。メニューは既に石川と練っており、そこから原案は石川が作成。私がワークや解説など実際に使用できるものに仕立て、最後は深松がデザインをします。私一人の力では決してできないことです。

原案作成が終わったので、いよいよ私の出番です。生徒と先生の授業風景を想像し、ワークの手順、細かい分数、文言を整え、解説を修正していきます。終わった後の生徒の状態をイメージして、うんうんとうなりながら、2020年3月までの半年分のプログラムを制作します。楽しみながらプログラム制作ができる方もいると思いますが、私の場合うんうん、うんうん、とどちらかというと生みの苦しみの方が大きいタイプです。ただ、机上でも自分の納得いく形が完成した時の喜びと安心、実施に向けたワクワク感はたまりません。納期は9月20日(金)。厳しいクラスの子達にもノッてもらえるような内容へ、挑戦します。

今週も、企業研修とうんうんが続きます。

★お知らせ
9/21(土)PEACE DAY2019開催!@海浜幕張

PEACE DAYが近づいてきました。世界平和が遠い、海浜幕張も遠い、と感じている方もいるかもしれませんが、遠い中で「何か心にひっかかるもの」がある方は、是非お声がけください。チケットをお渡しします。

URL:https://peaceday.jp/2019/

【一般財団法人PEACE DAYとは(HPより)】
一般財団法人PEACE DAY(以下、PEACE DAY財団)は「争いのない平和な世界を実現する」というビジョンを掲げ、2019年6月に設立されました。野外フェスという場を通して立場の異なる組織や個人が壁を超えて協働し、平和の実現を目指していく仕組みを創ることで、世界平和を実現したいと思っています。

代表理事として株式会社LIFULL代表取締役の井上高志、他にも様々な立場やジャンルの理事たちがそれぞれの想いをもって集まりました。また、野外フェスの企画/運営/制作チームは、野外フェス「旅祭」を主催/運営している株式会社TABIPPOと株式会社A-Worksが担当しています。

教育心理の部屋

第61回「フロイトの発達段階 10章 人格発達の基礎」

第61回
2019/8/25
「フロイトの発達段階 10章 人格発達の基礎」

【まとめ】
人格はどのように形成されるのか。フロイトは幼少期の経験が、大人の人格形成に非常に重要であると考えた。

フロイトは(Freud, 1916-17)は、幼児も性衝動をもっていると考えた。その性衝動が満足される部位、言い換えると幼児が快感を得る主要な身体的部位(性感帯)が発達と共に変化するとした。

①口唇期0~1歳、1歳半 おっぱいを吸うなど吸うことによって満たされる。指しゃぶり
②肛門期1歳、1歳半~3、4歳 便をため、出すという活動が獲得すべき主要なこと
③男根期3、4歳~5、6歳 性の違いに興味をもつ。エディプスコンプレックスが見られる
④潜伏期5、6歳~11歳、12歳 表面上の性衝動は顕著でなくなる
⑤性器期11、12歳 思春期で本来の意味での性衝動が自覚される

フロイトによると、次の段階に進むには、今の衝動が十分に満足されなければならない。ある段階での満足が十分ではないと、その影響が後々現れてくることになる。例えば、離乳が早く十分におっぱいを吸うことによる口唇期的満足を得なかった子供は、その後も指を吸ったり、爪を噛んだりするという。さらに成人してもタバコを吸う、酒を飲むといった口唇を主体にした活動に過度に没頭し、受動的、依存的な性格が形成されるという。肛門期での問題は、過度の清潔好きや脅迫的性格と関連する。

【所感】
フロイトは精神分析の創始者。多くの心理的問題を抱えた人の治療の取り組む中で、幼少期の経験が人格形成に大きな影響があることを導き出したとのこと。目に見えない発達段階を明示したこと、しかもある程度首肯せざるを得ない内容であることには驚嘆します。ただ、口唇期で満たされなかった人が、成人になってタバコや飲酒に過度に没頭するというのは、学術統計が示されていないので、信ぴょう性(関連性)を疑います。

この発達段階をみると親としての役割を考えます。特にエディプスコンプレックスは興味深いです。息子が年中ぐらいから、「僕のママ」という言葉を父親である私の前で言い始めた気がします。エディプスコンプレックスは父親との同一視(父親の態度をまねるなど)で父親に愛着がわき、解消されるということですが、彼がどう変化していくのか楽しみです。親としては、小2の今が父親の態度を一番吸収する時期だと考え、ふるまいに気をつけなくてはと思います。
(976字)

宗興の本棚

第107週『なぜ人と組織は変われないのか』

第107週
2019/8/25
『なぜ人と組織は変われないのか』
ロバート・キーガン リサ・ラスコウ・レイヒー著 池村千秋訳 英知出版

成人発達理論のキーガン教授の約400Pに渡る著書。キーガン教授の成人発達理論は私達の人材開発法の土台となるものであり、より深い知見を得るべく手に取りました。

なぜ人と組織は変われないのか。答えは変化を拒む「免疫システム」があるからです。この「免疫システム」と処方箋となる「免疫マップ」が本書の核であり、実例に沿って説明がされていきます。

まず、人の成長には二つの課題があるということです。技術型の課題と適応型の課題です。減量に対して、食事制限という技術的な方法で解決できる人もいますが、多くの人がその後リバウンドします。それは、ほとんどの人にとって減量は技術的な課題ではなく、適応を要する課題であることの証左です。この適応型の課題に「免疫システム」が付帯しています。

本書にあるピーター・ドノバンという金融サービス会社CEO(50歳代)の実例がとても分かりやすく、「免疫システム」を理解するのに非常に役立ちました。ピーターは、拡大していく組織の規模に合わせ分権型のリーダーになることが課題ですが、権限移譲をはじめ中々それができない状況でした。

1.改善目標
新しい考えをもっと受け入れられるようになる。役割や責任の変化に柔軟に対応できるようになる。積極的に権限移譲を行う。

2.阻害行動(改善目標を妨げる要因)
新しい考えに問答無用に却下する。他人の考えを知ろうとしない。相手にうかがいをたてさせざるをえない話し方をする。相手がのぞんでいるかわからないのに、すぐに自分の意見を言う。

3.裏の目標
私のやり方でやりたい。自分がものごとに直接影響を及ぼしていると実感したい。あらゆるものに自分の「指紋」をつけたい。最強の問題解決者でいたい。

4.強力な固定観念
自分が替えの効く存在という不安。

人は自分を変えたいと思っているが、自分の核となる部分を守りたいという思いを抱いています。この不安管理システムが変革を阻む免疫機能の正体と本書は言っています。そして、この不安管理システムを生じさせるのが3と4だと解釈できます。特に4の「強力な固定観念」は、幼少期の経験や仕事を通した成功体験で形成されることも多いと思います。

それでは、実際に人や組織を変えるにはどうするか。本書ではあるチーム全員が「免疫マップ」を作成し、しかもこれを全員で見せ合い、行動と検証を皆で繰り返していくことで変革していった例を挙げています。その人にとって一番大切な取り組むべきこと「One Big Thing」を皆で共有し合うなど、非常に有効なアプローチと感じます。

通常学術書は3ヶ月ぐらいかかるところを、本書は面白くて1.5ヶ月ぐらいで読了しました。私自身も適応課題を抱えています。愛と感謝と喜びに満ちた世界へ。まず自分も「免疫マップ」の作成をしてみます。
(1150字)

週の風景

021 初めての趣味

今回は珍しく完全プライベートのネタです。ごくたまーに載せたいなと思います。

私、これまで趣味らしい趣味がなく、趣味は何か?と聞かれると「仕事と読書(これは私の中ではセット)」と答えていました。しかし、2年半前から娘と息子と共にある趣味を始めました。それは将棋です。将棋は小中の頃に従兄や友達と遊びで指してはいましたが、弱すぎて負けてばかり。いつか強くなりたいなと子供ながらに思っており、アキレス腱を切ったのを機に始める事にしました。

これまで週1回の将棋教室とほぼ毎日ゆるりと詰将棋などを行ってきましたが、昨年12月千駄ヶ谷の将棋連盟道場に行き出してから、ものすごくハマることになりました。現在連盟道場で6級です。中級ぐらいでしょうか。ちなみに息子も6級で、常に先を行かれて先月ようやく追いつきました。

そして息子と二人、先週二泊三日で湯河原まで将棋合宿に行ってまいりました。付き添いの親子合わせて総勢80名ぐらいの規模でしょうか。朝から晩まで将棋漬け。プロ棋士の方が何人もいらして、リーグ戦の合間に数回指導対局もして頂きました。

食事の時間などプロの先生方(基本20代)と沢山お話ができ、プロへの過程が異世界過ぎて大変面白かったです。一つ言えるのは当たり前ですが、皆さん将棋が好き過ぎる。幼少期からかけていた時間が莫大です。努力は夢中に勝てません。あとイケメンのプロ棋士が何人もいることも驚きました笑。

仕事が好きで、仕事に没頭してきた人生はとても良かったです。ただ、ハンドルのあそび部分というか、趣味を持つのもいいものですね。目指すは初段!

※写真は基本NGなので、指導対局時にとった盤面のみです。ちなみに中飛車という戦型です。

宗興の本棚

第106週『いきの構造』

第106週
2019/8/20
『いきの構造』
九鬼周造著 角川ソフィア文庫

日本の文化・歴史の見識を深める書籍の五冊目。本書は『現代の「おしゃれ」「クール」のルーツといえる江戸好みの美意識「いき」』を多面的に分析し、日本人固有の感覚を分かりやすく顕出させた良書と感じます。

筆者が述べる「いき」の三要素について、恋愛におきかえて考えていきます。第一の要素の媚態は、『「異性との不安定な、緊張した関係」をもちこむことである』とあります。異性との関係が「いき」の根本要素となっており、「いきごと」は「いろごと」を意味するそうです。男女が出会い、関係が濃くなる途上で成就するかどうかの不安定な状態。そこから生まれる「ドキドキ」感を求める態度が媚態と解釈できます。そしてこの媚態は、つかず、離れずを維持するという厄介で繊細なものでもあります。

第二の要素の意気は、意気地のことで、『下等な私娼や相手かまわず身を安売りする芸妓を卑しむ凜とした意気』とあり、武士道的な誇り高い姿勢を表しているそうです。不安定な状態ながら、決して自分からは告白しない感覚でしょうか。

第三の要素の諦めは、『運命に対する「諦め」と、その「諦め」に基づく淡々とした境地とが含まれていることは否定できない事実である。』とあります。別れたとしても、鬱々とせず割り切って次に進む感覚でしょうか。無常観を感じます。

著者の凄さは、分析・表現力にあります。例えば、「いき」と関連諸概念の体系として、渋味・野暮・上品・下品など8つの言葉を頂点とした六面体を描き、さび・きざ・雅などの言葉と比較し「いき」がどの面に位置するかを明示しています。また「いき」な身体的表現(言葉、姿勢、衣装など)や、「いき」な芸術的表現(模様、色、建築、音楽など)を明示していますが嘆息ものです。

最近は「いきだね」「いきな人」という言葉は耳にしません。それでも私達の中に「いき」という日本人固有且つ深遠な感覚が存在しているというのは、何か嬉しいものです。
(800字)

週の風景

020 貴重な面談

先週はマネジメント職への研修を3件行いましが、休養十分でなんだか力がみなぎっていました。やはり休みは大切です。一方風景のネタとしては、NPOです。

先週の水曜日、清瀬二中で一番VSが苦戦しているクラスの先生と1対1でじっくりお話する機会を頂けました。まじめにやらない、ふざける男の子達が多くて、12月のインタビュー時でもそのことは聞いていました。実際、4月から毎月のVS時にこのクラスを張り付きでみると、運営がとても難しいことを実感し、これでは先生が安心してVSを実施することはできないのではと危惧していました。

面談時、予想通りこの先生から「正直、VSのときは気が重いです。」という言葉が出ました。しかし、こういう本音を仰って頂いたのが実は大きなことで、この先生と私(VS)の関係が進んだともいえます。

そして「ワークが難しいからまじめにやらない」ではなく「自分にとって有益な活動と感じてないことが原因ではないか」という意見を頂きました。ビジョンとか自分には関係ない。その先に自分の成長とか見えない、なんでこんなことやらされてるんだよ、という気持ちなのではないかと。

この意見もとても貴重であり、私達はふざける原因がワークの難易度の高さにあると思っていたのですが、むしろ有益さが見いだせないことにある、というのは発見でした。同時に、咲心舎では塾生に援けられていた部分が大きかったなと思いました。

その他、
①題目だけで流れが理解できるものが欲しい。何回話し合うのか。ぱっとみて分かるものが分かると、準備がしやすい
②VS時の座席の見取り図があると良い。「どこにフセンを貼りますか?」という質問があるので。
③A4縦で目当てが一覧で書いてあるものがあれば、拡大して黒板の半分に貼ってはじめられる。
など、より簡便に行うためのリクエストを先生から頂きました。

今年度のテーマは「先生方が安心してVSができる状態をつくる」に向け、また一歩進みました。徹底的に寄り添い、コンテンツの改訂と共に、運営補助にも力を入れ形にしていきます。上手くいく素材は揃ったので10月に向け、今週から制作開始です。

※先生曰く、生徒に好評だったVSテキストのあるページです

教育心理の部屋

第60回「ルールの発達 9章 知的発達のメカニズム」

第60回
2019/8/11
「ルールの発達 9章 知的発達のメカニズム」

【まとめ】
知識をプロダクションルール(if-then)の集まりとしてみる考え方がある。シーグラーは、形式的操作期の課題とした天秤課題についてさまざまな発達段階の子どもたちが使用するルールを推定する研究を行った。

左右のおもりの数や位置で、天秤はどう傾くかという課題。中心から同じ距離だがおもりの数が違う場合、おもりの数が同じだが距離が違う場合、おもりの数も距離も違う場合などで種類分けをする。そして子供達の思考パターンを4つのルールに分けて、各種類の課題の正答率を出した。

パターン4の多くの変数を処理する思考パターンを用いている子供達の正答率が一番高かった。また年齢別の正答率をみると、16歳~17歳の正答率が一番高い。ここから、子供の知的発達は、問題解決のための簡単なルールを使うことから、しだいに緻密な複雑なルールを獲得していくことだと考えられる。

【所感】
自分なりのプロダクションルールを作ることは、経験学習理論の教訓化に近いものがあると考えます。シーグラーの研究を考察する中で、子供達の勉強面だけでなく、生き方の面での知的発達も教訓化により促進できると感じました。具体的に用いるのはビジョンセッションのマイルールです。マイルールは勉強面における目標達成のためのルールとして決めることが多いのですが、「モチベーションが下がったとき」「親とうまくいかなかったとき」「目標を見失ったとき」など、各分野で自分なりのプロダクションルール(マイルール)を作り実践することがライフ全体の成長につながるはずです。以前も同じようなことを考えていましたが、あらためてVSに取り入れていきたいと感じました。
(694字)

宗興の本棚

第105週『死ぬこと以外かすり傷』

第105週
2019/8/11
『死ぬこと以外かすり傷』
箕輪厚介著 マガジンハウス

麻野君の著書にも出てきて、ラジオでも名を聞いた編集者箕輪氏。刺激的な題名も興味をそそり、搭乗前に手に取りました。

内容は箕輪氏の仕事論です。全体のトーンは、熱く疾走がある本。しかし、爽やかとは程遠いドロドロとした毒気を感じるものです。いわばネパールやベトナムのような発展途上国の土埃が舞う猛暑の中、汗だくで駆け抜ける、そんな本です。刺激があり、心を揺さぶられました。

本書は「情熱の先にある熱狂」の一つに集約されると感じます。

『マスにヒットするコンテンツというのは、突き詰めると特定の誰か一人に鮮烈に突き刺さるものだ。』

『実力がある人間など世の中に掃いて捨てるほどいる。しかし、上位1%の本物の天才以外は換えの効く存在だ。』

『僕より編集という技術が上手い編集者などごまんといるだろう。しかしムーブメントを起こし熱が生むことができる人はほとんどいない。』

(いわゆる成功者を見るとき、間近で見ていていつも思う)『「これだけ血の滲むような圧倒的努力をしていたら、そりゃ成功するに決まっているわ。」と。』

『まずは何かに入れ込め。周りが引くくらい没入して、夢中になって、一点突破で突き抜けろ。』

『努力は夢中に勝てない。』

『目の前の仕事に熱狂し、本なんて書く時間のない人を強引に口説いて本を書かせたい。問われるのはその1冊が誰かの心に深く突き刺さるか。』

私が琴線に触れ、線を引いたこれらの言葉の底流にあるのは「熱狂」です。企業でも咲心舎でも清瀬でも「情熱が大切でその方法がビジョン設定です」と私は伝えていますが、情熱のその先に熱狂があることを本書は教えてくれました。私自身、起業して3年は夢中でした。そこから少し落ち着いた3年を過ごし、ありがたく充実した日々を送れています。ただ、今熱狂に憧れる自分がいます。

これからも自分が停滞した時に読み返し、そうだったそうだったと心を揺さぶり奮起を促す劇薬。そんな本でした。
(800字)

週の風景

019 応援が力になる

7/25(木)から約1週間、休暇を頂きました。家族と海外でゆっくり静養できました。
1週間という長期休暇は初めてです。
任せられる髙橋がいるからできることであり、とてもありがたいです。

休暇の関係で、先週と先々週の出来事を書きます。

ここ1ヶ月毎週2~3件ぐらいの研修を行ってきました。先々週から一旦ひと区切りとなり、少し落ち着いた週でした。

7/23(火)は、清瀬二中の話や近況報告もかね、前々職時代からお世話になっていた経営者様と久々お会いしました。1000億円近くの事業を創り上げた方であり、創業期の私が苦しい時に仕事の依頼をして援けて頂きました。その後も都度やりとりはしていましたが、お会いできたのは2年ぶりになります。

6年やって進んではいるものの、思う通りにはいかずまだまだ不甲斐ない自分の胸の内を吐露したところ、社会貢献に関わることの素晴らしさをはじめ、励ましと応援を頂きました。私の弱い部分への温かな説諭もあわせて。

何か力が漲ってきました。

丁度、読んでいた吉田沙保里さんの書籍にも「応援が力になる」と書いてありましたが、まさに応援されると力になります。

夜は、クライアント企業様の本部長の方々と会食がありました。4年前からマネジメント職の教育をご依頼頂き、はじめての対象がこの4名の本部長の方々。当初はぎこちない面もありましたが、今はまるで身内のように信頼を寄せて頂いているのを感じ、本当に居心地がよい場でした。これまでも自部門のメンバーを次々と研修に送り出して頂き、私としてはすごくありがたい形になっています。

そして「研修の書籍を出した方が良い(出して欲しい)」と言って頂いたり、清瀬二中の取り組みに関心をもって聴いて頂いたり、ここでも応援を頂いていると感じ、また気持ちが高まりました。

正直、ブレずに走っているつもりが、気づくと弱さが出て停滞するときもあります。そのようなとき、人からの応援が力になります。

今週はまた研修WEEKで、且つ清瀬でライフスキル指標の打ち合わせもあります。
休んだ分、生気がみなぎっております。また走ります!

※写真は旅行先にて

★お知らせ
9/21(土)PEACE DAY2019開催!@海浜幕張

「Believe in Peace with Love」をコンセプトとして、世代、立場、すべてのジャンルを超えて楽しめる野外フェス「PEACE DAY19」が開催されます。ブルームウィルは特別会員になっており、30枚チケットがあるので、チケットが欲しい方は是非お声がけください(当日券6000円を無料でお渡し致します)。東京在住の方は少し距離がありますが、世界平和に少しでも関心がある方は是非!

URL:https://peaceday.jp/2019/

【一般財団法人PEACE DAYとは(HPより)】
一般財団法人PEACE DAY(以下、PEACE DAY財団)は「争いのない平和な世界を実現する」というビジョンを掲げ、2019年6月に設立されました。野外フェスという場を通して立場の異なる組織や個人が壁を超えて協働し、平和の実現を目指していく仕組みを創ることで、世界平和を実現したいと思っています。

代表理事として株式会社LIFULL代表取締役の井上高志、他にも様々な立場やジャンルの理事たちがそれぞれの想いをもって集まりました。また、野外フェスの企画/運営/制作チームは、野外フェス「旅祭」を主催/運営している株式会社TABIPPOと株式会社A-Worksが担当しています。

宗興の本棚

第104週『強く、潔く』

第104週
2019/8/4
『強く、潔く』
吉田沙保里著 KADOKAWA

一流の人に触れるというのは、自分の成長で大切にしていることです。今回は一流どころか超一流の人、吉田沙保里さんの著書を手に取りました。

まず、冒頭の「勝つために、強くなるために、いつも意識をしていたのは『心を強くすること』」という言葉が胸を打ちました。心技体の成長を考えるとき、「教育技術の向上」や「体力・健康維持」については継続トレーニングをしてきました。しかし、心の部分のトレーング強度が低かったと感じました。今後「心の強化」を明確な成長テーマとし、トレーニングの強度を高めていきます。

そして「心の強化」のため、自身が行動レベルで取り入れるものは下記になります。

1.無心になって努力すると心が強くなる
これが心を強くするための、一丁目一番地なのでしょう。はじめに目標を定め、やるべきことを定め、数か月、数週間でもとことん無心でやり抜く、その間に心が強くなると吉田さんは言っています。今後2021年の各事業ビジョンの最明確化と共に、2~3ヶ月テーマをより没頭できるものにするため、毎月「目標専心化」の時間を3時間確保します。

5.自信を作るために目標を口に出して退路を断つ
吉田さんはリオ前「4連覇する」と公言し、自分を追い込んで退路を断ったそうです。これは私の敬愛するLIFULLの井上さんも常々実践されていることです。自信があるわけではなく、自信をあえてつくり、自身を鼓舞するために目標を宣言していると吉田さんは言っています。私の場合、都度関係者に伝えてはいましたが、「公言」までは至っておらず、これは甘えです。ビジョンの専心化を行い、できた時点でブログに載せるなど公言します。

この他にも、「試練と向き合い、試練を楽しむ」「大切な人のために勝ちたい、それが力になる」「誰よりも練習したから自信が持てる」など、心に響きすぐに行動変化を決めたものもあります。心のトレーニング、毎日続けていきます。
(793字)