宗興の本棚

第26週『子供が夢を確実に叶える方法』

第26週
2018/1/27
『子供が夢を確実に叶える方法』
伊藤美乃り著 スターツ出版

卓球のみう・みまの一人、伊藤美誠選手のお母様が書いた本です。美誠選手は「2016年オリンピックに出場」「2020年で個人・団体で金メダル」という目標を掲げ、2016年は銅メダルを獲得しています。実来と宗真が夢を叶える支援に参考になると思い手に取りました。

私が驚いたのはまずその練習量です。「世界チャンピオンになる」という夢の為に、美誠選手は3歳の時は平日3時間。4歳からは1日7時間以上毎日お母様と練習をしていました。内容は基礎練習中心。美誠選手は「嫌だった。母は『鬼』だった。」と回顧しています。この特訓は12歳まで続きます。正直言葉が出ません。子供の頃から睡眠時間5~6時間という、やや異常な状態です。しかし実来も宗真も、そして僕も大成するには、どこかでこのクラスの「圧倒的努力」が必要なのでしょう。

また反抗期の対応も印象に残りました。実来も宗真も反抗期は来ます。親というだけで「拒否」であり、美誠選手も小6から始まったそうです。お母様は3ステージ、本気で傷つく、本気で話し合う、笑い飛ばす、で対応していました。まず本気で傷つく。その言動が他人にどれだけ不快な思いをさせるかを分かって欲しいと。要は全身全霊でつきあうことが大事なのです。

最後に「世界チャンピオンになる」は美誠さんが自分で決めた事です。お母様から「なりなさい」と言われたことがないそうです。やはり自分で決める。これが大事です。

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