第38週
2018/4/21
『職場が生きる人が育つ「経験学習」入門』
松尾 睦著 ダイヤモンド社
私が提唱するライフスキル教育は、ライフスキルを経験学習で身に着けるものです。この経験学習の見識を深めるために、本書を再読しました。
経験からの学びを促進する力は3つあると本書は言っています。ストレッチ(高い目標を設定する力)、リフレクション(内省の力)、エンジョイメント(仕事を楽しむ力)です。特に、リフレクションについて、「情熱的謙虚さ」が印象に残りました。これはオランダの経営学者デブラ・ヤノーが『自分が正しいという熱い思いを持ちつつ、自分が間違っている可能性についても考える傾向』と定義し、私にとって金言です。
また、成長を促す発達的ネットワークの話で、褒めてくれる「安心屋」とダメ出しをする「緊張屋」が必要であり、特に緊張屋は井上さんぐらいなので、少し増やした方がよいかもしれないと感じました。
松尾教授が、22社715名のOJT指導員を対象に「育て上手」の指導者の分析をし、「目標のストレッチ」、「進捗確認と相談」、「内省の促進」、「ポジティブ・フィードバック」という4つの指導方法を抽出しました。自身の育成スキルを高めるため、以下三つをアクション
します。
まず目標のストレッチは、「成長のイメージ」。1・3年後など個の成長イメージについてあまり英克と浩子と話をしてないと思うので、1on1でこの辺りも話したいです。二つ目、内省の促進は、「成功失敗のパターン認識をしてもらうこと」。月1のマンスリーミーティングを開始し教訓化を促していきます。三つ目は、ポジティブフィードバックの「成功失敗に関わらず、まずは労うこと」。これは、ですよねという感じです。