週の風景

030 参加者がエネルギー

先週は研修WEEKで、次世代向けと執行役員向けの2社にリーダーシッププログラム(LSP)を実施しました。

LSPではまず早い時期にサーベイをとり現状把握をします。そして1年後の最終回付近で再度サーベイをとり、変化をみる形にしています。
(サーベイは、上司・メンバー・他部署からの対象者への定量・定性アンケートです)

当初は最終回付近のサーベイのみだったのですが、現在は改変し最初と最後にサーベイをとることをおススメしています。というのも、研修時では言動やアウトプットが秀逸な一方、現場ではメンバーからの信頼を失っている方がいて、早めに参加者も私も「真の姿」を掴むことが成長には必要と痛感したからです。まず早い時期にサーベイをとり、現場での状況を可視化し、参加者と私と課題を共通認識化します。

先週は偶然、2社共に最初のサーベイ結果が出た回となりました。まず次世代の方々のサーベイ内容は皆、素晴らしすぎて感動ものでした。サーベイ結果から上司・メンバー・他部署からの信頼が厚く、今でも間違いなく現場の中核をなし、そしてこれから幹部になっていく方々だなと感じました。このような方々の成長を任せて頂けて本当にありがたい限りです。

一方で、別の会社の執行役員層も1回目のサーベイ結果が出ました。こちらの結果は個性的<笑>。ただまさに会社の中核をなし牽引する方々。新しい会社の形を執行役員の皆さんと共に創るのは大変やりがいがあり、こちらも任せて頂けるのは本当にありがたいです。レベルの高い話し合いなどがとても楽しく、しかも日々多忙を極める中、皆さん自部門の革新に活用頂いているのも感謝です。

先週まで2週間はわりとこもって制作に従事しました。今週は久しぶりに研修がありテンションが上がった週でした。自分にとっては研修で参加者に会えるのがエネルギー源だなとつくづく感じます。

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029 次世代の育成

先週もプログラム制作WEEKでした。

その中で、1社次世代マネジメント層向けに中核回のプログラム制作をしました。

部課長を対象にしたリーダーシップやマネジメントプログラムの依頼が多いのですが、最近は「次世代」ということで次のマネジメント層向け(30代)の依頼も増えてきています。次世代の皆様は意欲と吸収度が高く、また私の方も後進育成的な感覚でより暖かく穏やかな感覚で接しており、マネジメント層とは違ったやりがいを頂いています。

中核回は、

リーダーシップとは何か

なぜ今リーダーシップが求められるのか

リーダーシップはどのようにして発揮できるのか

とリーダーシップのWhat・Why・Howを丁寧に伝えていきます。順調な成長を遂げている企業内において、時代の変化と自身が変化する必要性をいかに「リアルに実感してもらえるか」がポイントです。

時代背景の部分をアップデートしつつ、会社の成長が止まった時のシミューレションも入れ、次世代の皆さんがどのような反応をするかとても楽しみです。もしかしたら、案外マネジメント層よりも変化への危機感を抱いているかもしれません。そうしたら凄い化学反応が起きそうです。

今週はまさにその企業様への研修と執行役員向けの研修を行います。3週ぐらい社内が多かったので、とても楽しみです!

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028 妻のありがたみ

先週は比較的穏やかな週でした。EC企業様へのマネジメント研修とプログラム制作をじっくりという感じです。

今回は少し家族ネタを。先週の火曜日に妻が発熱し朝からダウンしました。朝ごはんの準備から、子供のお稽古事の迎えなど急きょ私が登板しましたが、特にごはんの準備は慣れないので悪戦苦闘でした。自家製パンの取り出し方が分からない。白米やパンの解凍すら、レンジにボタンが沢山ある中でどれがベスト?という感じでとまどう。サラダは自分で作る自信がなく、コンビニまで疾走し何とか三種類調達(サラダ高い!)等々、どっと疲れました。

このまま妻のダウンが続けば、自分が炊事をする必要があります。いつかは自分も料理をしたいと思っているのですが、まさか今?と心の準備ができないまま、やはりここは一旦ベアーズかなと勝手に考えていたのですが、1日で妻は復活しました。

吉田家の中心核は私ではなく妻であること。こうやって当たり前の毎日が過ごせるのも妻の支えがあることなど、ありがたみを再実感した日でした。

そして台風もそうですが、当たり前の日常というものは本来ないですね。ただ毎日こうやって生活できること自体がありがたいです。

今週も研修や清瀬のプログラム制作が中心です。営業畑だったのが起業以来制作の人になっているとあらためて感じます。

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027 新たな提案

先週は比較的穏やかな週となりました。

木曜日、清瀬二中で現在VS(ビジョンセッション)を行っている中2の先生にインタビュー&対話をしました。1年を通して念入りな準備と率先して進めて頂いた先生からのご意見は、厳しい指摘や新たな提案を含めとても本質的で貴重なものでした。

特に、先生の提案として行事や学活とVSの内容をリンクさせることは、はっと気付かされました。例えば、職業体験前に「将来の姿」のプログラムを、定期テスト前には「集中の仕方」のプログラムをなどです。私共は「プログラム成果=テーマ×手法×講師×環境」という公式を置いています。ただ、実はテーマの後に「タイミング」という因数が入ります。どのテーマを行うにせよ、タイミングを考慮すると成果が劇的に変化します。

今回のインタビュー&対話でより良いものになっていく確信が持てました。多忙を極める中、新しい教育の形に取り組んでいる先生方には感謝しかありません。本当にありがたいです。

次回は12月から。中2と中1と2学年で進める予定になっており、いよいよ新章に入ります。清瀬二中のビジョンである「夢や希望を抱き、自信をもって卒業する」ことを目指し、しかも全員が実現できるよう、プログラム制作にまい進してまいります。

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026 過去最高の成果

先週も研修報告に、企業研修に、清瀬の研修にと中々忙しい週でした。

研修報告は、先週FBで「嬉しいお知らせ」を書いた企業様でした。研修時の手ごたえと参加者所感の質の変化から主観的には過去最高の出来だでしたが、実際はどうだったかが一番気になります。今回研修効果の検証材料として店舗の売上利益などの推移(定量変化)と上長からのコメント(定性変化)を事前に収集して頂くようお願いしておりました。すると売上●●UP、利益●●UP、店舗評価●ランク獲得、NPS+●●ポイントなど、これまでで一番収益向上に結びついていることが分かりました。安堵と感動と感謝と。人材開発の皆様が実施された転移策が大きく寄与した形となり、研修で成果追求してきた身にとっては、このような場に参画できたことが本当にありがたく感じます。

清瀬の研修会では、また中2の先生から様々な意見を頂くことができました。やはりポイントは生徒がスムーズに対話をできるようにするには、ということでしょう。自分を表現することに慣れていない中学生。いかにして表現する力をつけていくか、より盛り上がる場にしていくか、石川と共に、劇的に良いものにしていきたいと心をあらたにしました。

今週は比較的おだやかな週です。制作を中心に進みます。

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025 創意工夫がありがたい

先週火曜日は、前半最後の清瀬VSでした。

今回のテーマは社会を知る。夏休みに調べた仕事を発表する会です。

今回も一つの組に張り付きみることにしたのですが、「一人生徒がいない」と結局VSが始まらない事態に・・・。トイレに行っていたそうなのですが、現場は色々と起りますね<苦笑>。ただ、セッション自体は先生に回し切っていただき、無事終了しました。

その後、一緒に見ていた荒川校長から

「先生達、話し合って足並みそろえているわね」と言われ、

ハッと気づいたことがあります。

全クラス、調べたことだけでなく「2月に行った職場体験の内容を発表してもよい」と書いてありました。つまり、調べてこない生徒もいることを想定し、先生方が事前に話をしてどううまくいかせるかを考えられていたのです。

プログラムの弱い部分を、まさに先生方の創意工夫に援けて頂いた形です。本当にありがたいです。

先生方からあがってきた提案やリクエストを形にしていった今年の4月から潮目が変わった気がします。

来週水曜日にはいよいよ、先生方へ後半のテキストを渡し解説をする説明会があります。先生方からの提案やリクエストを更に細かく組み込み形にしました。先生方主体というこの「流れ」をより加速し、今期のゴールである「先生方に安心して授業をしてもらう」を目指していきます。

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024 ミドルは抱えるもの

先週も中々盛りだくさんの週でした。

火曜日は、eコマース企業様のマネジメント研修3回目でした。成果はこれからですが、例年より皆様の実践度合いが高い気がしていて、こちらも人事の方の転移策が奏功していると感じます。ありがたいです。

水曜日は、ファンド企業の社長様へ新卒のインタビュー報告でした。大切に育てたいという社長様の想いを汲みつつ、健やかに育って欲しいと願うばかりです。

木曜日の午前は、IT企業様へリーダーシッププログラム(LSP)最終回でした。1年間共に走ってきた3期の皆様にまずは心から感謝です。サーベイ結果からも皆さん大きな変化が見られ、1年間の修行を越えた顔には清々しさを感じます。中でも一人難しいかなと思っていた方が、進化レベルで変化したことをアウトプットや言動から私の感覚で感じました。これまで積み重ねた価値観を越えて、あらたな価値観に変容していくには、やはり葛藤と心的痛みが伴うはずです。自分と向き合って越えたその方から勇気をもらいました。

午後は、昨年LSPを卒業した2期の方々へ年一回のサーベイを使った内省プログラムでした。ミドルマネジメント職というのはどこも抱えているなと感じます。狭間になり一番苦しい立場かもしれませんね。せめて私だけでも寄り添い、次へのエネルギーにしてもらえればと思いじっくりと対話をする中、ぐっと肩にのっていた重いものが段々和らいでくるのが分かりました。キーワードは、我慢せず都度伝えていくこと。我慢するとどこかできますよね、やはり。

今週は前半最後の清瀬VSがあります。下期も走り続けます。

★お知らせ
9/21(土)PEACE DAY2019開催!@海浜幕張

敬愛するLIFULL井上さんが代表理事で進めるPEACE DAY2019がいよいよ今週末にあります。
私達も特別会員として協賛しています。

東京の皆様には少し距離がある場所ですが、是非日頃の喧騒を離れ、「平和」を感じる1日に。
私も子供を連れて参加予定です。

URL:https://peaceday.jp/2019/

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023 対話と承認

先週月曜日は、日本政策学校の同期と久々会食をしました。世田谷区議に当選した方、キャリアカウンセリング協会を立ち上げた方、50歳過ぎて結婚した方など、それぞれがより一層人生を輝かせるため動いていることが確認できました。

さて先週特筆すべきは家族での出来事です。
ここ3年ぐらい会社では議論から対話へと移行をしてきていますが、いよいよ家庭でも対話を中心としたコミュニケーションを多用することにしました。その成果がでたのが木曜日のことです。

木曜日夜に、小2の息子の担任から電話がありました。言った言わない、やったやってないを含めた詳細を省きものすごくシンプルに書くと、

休み時間UNOで遊んで、ズルして上がった相手に、劇怒りをして、泣かせてしまった。
泣かせた子が、先生に通告。
先生が息子を叱り、息子爆発で授業受けられず。

ということでした。

小2の息子は感情のコントロールが課題です。喜怒哀楽の振れ幅が強く、衝突もしばしば。小2で感情のコントロール??と思いましたが、我慢せずにうまく怒りを溶かしていけるよう、親として相方と一緒に試行錯誤をしてきました。

どんな時もまずは必ず言い分は聞くように心がけています。よって今回も言い分を聞いていましたが、元々「感情のコントロール」という根本課題が頭にあるので、これまでであれば言い分を聞いてもそれは「君が悪い」と、最後ぴしゃりと伝えて終わっていたと思います。しかし今回対話を心がけると、息子の爆発ポイントがはっきりとわかりました。

・「俺だけが悪いわけじゃないのに、俺だけ怒られる」という公平性のなさが爆発ポイント。
・「勝負事で相手がズルして上がる」という公正性のなさが爆発ポイント。
・上の二つを大人が「分かってくれない」ことが最大の爆発ポイント。

最後の項目は「僕の気持ちを分かってくれない」と何度も言っていたことから発見できました。

そして対話をする中で、「爆発した上の二つは理解はできるなあ。それ君の怒りポイントだよね。うん、爆発した理由は理解できる。その上で、やはりズルしてあがった相手に劇怒りはやり過ぎだと俺は思うよ。『あ、それズル』だけでいいじゃない。」
と言ったところ、気が済んだのか、すぐに「相手に謝りの電話をする」となりました。

あらためて、対話と承認が物事を上手くいかすためのポイントだなと感じます。麹町中の工藤校長も著書の中で、対話の重要性をしきりに伝えていましたが、対話と承認が手間と時間がかかるようにみえて、実は最短距離で目標に近づけてくれることを私自身大分実感してきています。

我慢することなく、気になったらすぐ対話をしていく。これが家庭の人間関係をうまくいかせるコツなのかもしれません。

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022 盛りだくさん

先週も盛りだくさんの1週間でした。

火曜日は3回シリーズの新卒研修を任せて頂いている企業様への2回目の報告を行いました。その中で人事担当の一人である新卒4年目の方のお話は大変ありがたい気づきとなりました。

それは
「君たちの代は〇〇だから、もっと頑張れ的に言われても新卒はピンとこない」
とのこと。

同期皆で発奮して頑張ろうという時代ではないのです。より「個」をみることです。

水曜日は執行役員層へのリーダーシップ研修4回目。ノウハウを十分に活用してぐんぐん進む人もいれば、まだ上手く活用しきれない方もいて、進度の個人差が少しづつ出てきています。ただ今回は「全員を引き上げる」ことを目的としているので、粘り強く一人一人への最適な形を模索していきます。いよいよ次回は自部門の2022ビジョンの発表で、クライマックスです。

木曜日は大変お世話になっているJBS社牧田副社長が代表理事の一般社団法人社会システムデザインセンター(SSDC)の開所式に伺いました。産学協同でITを通じて社会課題の解決を目指す法人です。SSDC設立にあたり個人的に牧田副社長の強い想いをお聞きしており、私も何かしらの形で協力していきたいと思っています。やはり一人の想いから全ては始まります。皆様にも是非HPを御覧になって頂ければ幸いです。
https://ssdc.ai/

また木曜日、金曜日は咲心舎のビジョンセッションがあり、特に中3は「なぜ勉強するのか」の最終回でした。咲心舎で200時間以上の勉強を越えた中3。とことん勉強と向き合うことで、決して一人ではこの勉強量と成長は実現できなかったことを実感します。そして、初めて自分が社会に支えられて勉強をしていることに気づきます。この体験をふまえ、なぜ勉強するのかの「自分解」を出してもらいました。

今週は日本政策学校同期と会食や、マネージャー研修の最終回、清瀬VSの制作など、引き続き盛りだくさんです。本当にありがたいことです。

週の風景

021「うんうん」と

先週は企業研修とNPOと二本立てという感じでしょうか。

まず企業の方は、マネジメント層のトレーニングが一巡した企業様において、次の層を対象とした次世代リーダー研修がスタートしました。マネジメント層が完了してそれで終了ではなく、このように次の層も依頼頂けるのは本当にありがたいことです。この企業様で2社目になります。共通の言語、考え方、スキル&マインドセットが共有され、組織全体の進化が加速していきます。

そして35歳付近の参加者にとって自己変革の最後のチャンス、とは限りませんが、やはり年齢を重ねると変化が難しくなるのは確かです。重大な役割に身が引き締まると共に、大変光栄なことであり、やりがいも感じます。熱くがっぷりよつで向き合っていきます。

NPOについては、清瀬VS(ビジョンセッション)の制作が本格化しています。メニューは既に石川と練っており、そこから原案は石川が作成。私がワークや解説など実際に使用できるものに仕立て、最後は深松がデザインをします。私一人の力では決してできないことです。

原案作成が終わったので、いよいよ私の出番です。生徒と先生の授業風景を想像し、ワークの手順、細かい分数、文言を整え、解説を修正していきます。終わった後の生徒の状態をイメージして、うんうんとうなりながら、2020年3月までの半年分のプログラムを制作します。楽しみながらプログラム制作ができる方もいると思いますが、私の場合うんうん、うんうん、とどちらかというと生みの苦しみの方が大きいタイプです。ただ、机上でも自分の納得いく形が完成した時の喜びと安心、実施に向けたワクワク感はたまりません。納期は9月20日(金)。厳しいクラスの子達にもノッてもらえるような内容へ、挑戦します。

今週も、企業研修とうんうんが続きます。

★お知らせ
9/21(土)PEACE DAY2019開催!@海浜幕張

PEACE DAYが近づいてきました。世界平和が遠い、海浜幕張も遠い、と感じている方もいるかもしれませんが、遠い中で「何か心にひっかかるもの」がある方は、是非お声がけください。チケットをお渡しします。

URL:https://peaceday.jp/2019/

【一般財団法人PEACE DAYとは(HPより)】
一般財団法人PEACE DAY(以下、PEACE DAY財団)は「争いのない平和な世界を実現する」というビジョンを掲げ、2019年6月に設立されました。野外フェスという場を通して立場の異なる組織や個人が壁を超えて協働し、平和の実現を目指していく仕組みを創ることで、世界平和を実現したいと思っています。

代表理事として株式会社LIFULL代表取締役の井上高志、他にも様々な立場やジャンルの理事たちがそれぞれの想いをもって集まりました。また、野外フェスの企画/運営/制作チームは、野外フェス「旅祭」を主催/運営している株式会社TABIPPOと株式会社A-Worksが担当しています。